家畜人工授精師の資格
家畜人工授精師とは、農林水産省認定の国家資格で、家畜(牛、馬、豚、めん羊、山羊など)の人工授精または受精卵移植を行います。なお、獣医師の資格があれば無条件で業務を行えます。
家畜人工授精師は酪農地や養豚場では必須資格であり、各地の農業共済組合、農協、民間の家畜診療所、個人の牧場などでも活躍できます。
家畜人工授精師になるためには
家畜人工授精師になるためには都道府県が実施する「家畜人工授精師の講習会」または「家畜人工授精並びに家畜体内受精卵移植及び家畜体外受精卵移植に関する講習会」を受け、修業試験に合格する必要があります。 受講期間はおよそ1ヶ月で、修業試験が5日間行なわれます。
家畜学部系の大学・短期大学で単位を履修した場合は、一部科目の受講免除が認められます。
家畜人工授精師の講習会
【受講資格】誰でも受講できます【受講内容】
- 学科
一般科目:①畜産概論、②家畜の栄養、③家畜の飼養管理、④家畜の育種、⑤関係法規
専門科目:①生殖器解剖、②繁殖生理、③精子生理、④種付けの理論、⑤人工授精
- 実習
①家畜の飼養管理、②家畜の審査、③生殖器解剖、④発情鑑定、⑤精液精子検査法、⑥人工授精
※都道府県が行う講習会については、各自治体の畜産課や家畜保健衛生所にお問い合わせ下さい。
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